シシケパブ(トルコ)
角切りにした羊肉を金串に刺して、
じ火で焼いた料理。
トルコをはじめ中近東に広く分布。旧ソ
連の中央アジアやコーカサス地方の「シヤ
シリク」ともよく似ている。
ローリエ、タイム、ねぎ、オリーブ油な
どを入れた漬け汁にひと晩漬け込んでから
焼くが、塩味は焼き上がってからつけ、さ
らにレモンなどを搾って食べる。
肉とピーマンやトマトなどの野菜を交互
に刺して焼く場合もあり、水煮してバタ?
と塩で味つけした米の上にのせて食べるこ
とも多い。
羊肉特有のにおいと、漬け汁の香りが混
じり合って野趣に富む味を作り出している。
ケパブには、シシケパブのほかにひき肉
を使ったアタナケパブ、シシケパブより肉
を小さく切るチョケパブ、巨大な肉塊を回
転させながらじか火で焼くドネルケパブ、
なすと羊肉を使ったタシケパブなどがある。