チェロウ・ホレシユト (イラン)

カレーのように、ご飯にかけて混ぜ合わ
23 海外の料理官選
せながら食べる料理。
 羊肉を干しあんずやサんごとともに煮込
み、好みによりにんじんなどの野菜も加え
る。干したライムも少々入れる。でき上が
りは茶色で、どろっとしており、甘くて、
少し酸っぱい。
 また、チェロウ・ホレシュト・フェセン
ジャンは、羊肉のひき肉にはしばみの実を
入れて、梅干しぐらいの大きさのミートポ
ールにし、同じょうに煮込んだもの。
【余談・エピソード】
 イランやアフガニスタンの人たちはご飯
を使う料理が好きである。とくに、イラン
人はご飯はおこげのところが一番おいしい
と考えており、客にはなるべくおこげのと
ころを出す。うっかりかむと歯がどうにか
なりそうな、堅いおこげである。